膝痛

このところ膝痛の方がよく来院されます。なかには一年以上苦しんでいる方も来られます。若い方も来院されます。最初病院へ行きレントゲンなどの診察を受けしばらく通院してもよくならなければ手術を勧められます。手術がいやな方は民間療法(針灸、整体、カイロプラクテイック、漢方)に回ってくるわけです。均整術もそのひとつですが、体全体のゆがみを正すことを行います。一般には膝痛といいますと膝の関節だけをよくしようとしますが、体全体が歪んでいては実は治りが悪いのです。ですから当院では体全体のゆがみを正した後に膝の調整を行います。患者さんにこのような説明をしますと初めてこんな説明を聞いたといいます。最近多いのは足の形からくる膝痛です。太ももはまっすぐなのですが膝から下が外側に曲がっているのです(馬足。)そのために膝に負荷がかかり痛みが出てくるのです。それを改善するには膝下の曲がりを正す必要があります。だいたいこのような体形の方は肩甲骨の間が詰まっています。それを解きほぐしますと、膝下の足が伸びてくるのです。膝下が伸びますと膝への負担がなくなり膝痛が改善されるのです。体はすべてつながっていますので全体でみていかないと短期間ではよくなりません。この法則がわかりますと短期間でよくなることが多々あります。膝痛は決して膝だけの問題ではないのです。いくらレントゲンで膝の間が詰まっていても膝の問題ではなく体全体のゆがみのひづみがそこに来ているだけなのです。