NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク 第1集▽腎臓が寿命を決める

昨日10月1日に、NHKスペシャル 人体 神秘の巨大ネットワーク 第1集▽腎臓が寿命を決めるという番組が放送されました。この中で腎臓は単に尿を生成するだけではなく他の臓器とのネットワークの要の臓器で在り他の臓器が悪くなると腎臓も悪くなるという具合で在ります。また、今問題となっているのは急性腎障害(AKI)であります。AKIはほとんど自覚症状がないが肺や心臓、あるいは脳といった重要な臓器に炎症が出たり、障害が起きたりすることがわかってきました。そのため、結果として多臓器不全を引き起こしてしまう。

イギリスの病院ではAKIの早期警告システムを開発しました。AKIだとわかりますと水分補給をして、腎臓に負担のかかる薬をいったん止めます。そして回復したらその治療に戻ることを行います。そうすることにより多臓器不全などでの死亡を防ぎます。また、軽いAKIを繰り返すことにより慢性腎臓病につながったり、症状の重いAKIをきっかけとして一気に慢性腎臓病になるなど、AKIが関係しているケースも多くある。実際、心筋梗塞、脳卒中、高血圧、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、よく知られたさまざまな病気を悪化させる背景に、慢性腎臓病があることがわかってきた。

では急性腎障害(AKI)にならないためにはどうすればいいのか、番組では水をこまめにとることと、薬の摂取に注意すること、特に鎮痛剤は必要最小限にとるようにすることが言われていました。

ここからは私の意見でありますが、急性腎障害(AKI)にはほとんど自覚症状がないといわれていますが、東洋医学では腎臓にストレスがかかると脳と脊髄、頭、髪の毛、歯骨、膀胱、耳鼻咽喉、生殖器、泌尿器、関節、体液(特にコレステロール)に異常が出るといわれています。頭が痛い、髪の毛が抜ける、歯の色が悪い、トイレが近い、耳が聞こえにくい、生理痛がひどい、関節の痛みが止まらない、などの症状があればもう腎臓に負担がかかっています。これらの症状がある人はもう腎臓に負担がかかっているのです。

その原因は私がいつも言っているように3つあります。栄養(食べ物)、ストレス、体の歪みであります。

食べ物では腎臓に負担のかかるものはアルコール、コーヒー、紅茶、緑茶の濃いもの、甘いもの等であります。これらをいったん止めて水をもむことが上記の症状を止める基本になります。

ストレスこれも大きな原因でありますので取り除かなければなりません。

体の歪みこれはほとんどの方は知りません。もしこれが原因で腎臓にストレスがある人はこれを取り除かなければなりません。体の歪みとは見た目の歪みだけではなく、前後、左右、回旋動作をして一つでも足りにくい動作があれば体は歪んでいるのであります。それを正してすべての動作がやりやすくなると、すなわち体が柔らかくなると腎臓のストレスは取れるのです。均整体操、均整術でそれができます。

上記3つのことを行うことが急性腎障害(AKI)を予防することができるるポイントだと思っています。

当院ではへバーデン結節の方が多く来院されますがその原因は関節ですから腎臓のストレスであります。それを上記方法で取り除くことによりいい結果を得ています。