拇指(手の親指の痛み)

毎月第一、第三月曜日PM6:30から勉強会を行っておりますが、今回は受講生が親指の痛み、物をつかむ動作をすると痛みが出、手を振っても痛みが出るということで、それを題材に講習致しました。親指で人を押すことはできますが上記動作ができないということであります。

さあどうしましょうか?
答えは簡単であります。いつも私が言っていますように全ての病気は栄養、ストレス、体の歪みに起因しますので、それを一つずつ検証すればいいのです。
まず栄養の所では常時とってはいけないものをとっているか、アルコール、タバコ、コーヒー、緑茶、紅茶、甘いもの。
カウンセリングの結果アルコール、紅茶を良く飲んでいるとのことでしたので、まずこれらを水に変えてもらうことが必要という事を説明。
ストレスはどうか。
あまりストレスを感じないとのこと。仕事もリタイアしているのであまりない。
体の歪みはどうか?
前後、左右、回旋動作をしてもらうと、前後、とくに後ろに反れませんでした。左右は両方硬い。回旋動作も両方硬い。よって歪みありです。
この結果アルコール、紅茶を水に変え、体の歪みを正すと良くなると想像できます。
アルコール、紅茶を水に変えるのは自分で行ってもらうとして、とりあえず歪みをとることにしました。
当院で行っている均整マニュアルセラピーは症状を追いかけるようなローカルな施術は行いません。体全体をダイナミックにとらえ重心部分の筋膜の緊張を解きほぐすことにより前後、左右、回旋動作全てを行いやすくすることに重きを置いています。歪みのないからだというものは前後、左右、回旋動作すべてがスムーズできる体であります。
さてこの受講生はどの部分に重心が来ているか?
立っている姿勢を観察、
つま先特に足の親指、膝、大胸筋、このあたりが気になる部分であります。
他の受講生にとりあえず、足の親指の緊張をとってもらいました。
なんとこの時点で痛みが半減いたしました。
注意点としましては、立った姿勢で足の拇指を揉むということです。立った状態で重心が拇指に来ていますのでその状態で操作するとその場でかなりの変化が起きます。
次に膝、大胸筋と操作してもらうともうほとんど痛みはなくなっていました。
最後にグーを握ってもらい手の甲の筋膜をはがしました。すると完全に痛みはなくなり物をつかんでも
手を振っても痛みは完全になくなりました。
これが歪みをとることにより健康を回復した姿であります。
さらにいますと、歪みをとるためには上記の部分を操作しないといけませんので、この受講者は今回は手の指でしたが、腰痛でも、膝痛でも、内臓病でも何処が悪くても操作する場所は実は同じ場所なのであります。なぜならばそうしないと体の歪みが取れないからであります。
均整マニュアルセラピーは町田先生とマシソンNDそして私が均整法を元に筋膜理論を構築し、4年前に米国に伝えた手技療法であります。今では米国のND(ナチュロパシックドクター)、ハリ師の免許更新科目(CEU)に認定された日本唯一の手技療法であります。
興味のある方はご連絡ください。