先日、過換気症候群の女性が来られました。当院の患者さんからの紹介でしたが。10年ほど前に胃粘膜下腫瘍で来られていた患者さんが当院で手術をしなくてよくなられたのを聞いており、なにかあったらここに行きなさいというのを覚えていての来院でした。
カウンセリング、心療内科も考えてそうですがいろいろ聞かれると余計につらくなると思い、体のゆがみから見てもらおうとしての来院でした。
過呼吸の方は胸郭が硬く特に横から押しても肋骨が動かないことが多いです。ここに動きを付けるとかなり楽になります。とはいえ体はすべてつながっていますので、当院ではどんな症状の人も体全身の調整を行うことにしています。
この患者さんは一般的にみると体が柔らかい方でしたが、後ろに反ってもらうと肩甲骨付近に動きがありませんでした。ここに動きがつけば多分症状は改善するはずです。
均整体操をしてもらい体全身のゆがみをとりました。その後に均整術で残ったところの調整を行ったところ肩甲骨付近の動きがつきました。ちなみに肩甲骨付近は施術していません。関連のある場所を施術すると患部も改善するのです。深呼吸をしてもらうと施術前と比べかなり息が入るようになりました。後は家でこちらで教えたことを行えばよくなることでしょう。