指の痛み、へバーデン結節、リウマチ、プシャール結節

最近、指の痛みで来院する患者さんが急増しています。指の痛みといいますと、関節リウマチ、へバーデン結節、プシャール結節などがありますが、これとは違った形の指の痛みの患者さんが増えてきています。すなわち左右の指が痛いが血液検査でリウマチ因子がでない、また結節、すなわち指の膨らみがなく、見た目はまったく普通の指であるにもかかわらず指が痛み、また、曲げにくくなるものです。

上記の物は東洋医学では同じ原因として取り扱います。すなわち指の痛みは指の病気ではなく骨の病気としてとらえるのです。骨の病気は腎臓の病に分類されています。他にも耳、関節、髪の毛などの疾患も腎臓のストレスが原因となっています。

ですから指の痛みは腎臓のストレスを取り除けば改善されると考えます。

腎臓がストレスを受ける要素は大きく分けて3つあります。ひとつは食べ物です。アルコール、たばこは昔から健康に良くないといわれますが、これにコーヒー、と甘いもの(果物、ジュースも含みます。が腎臓にストレスを与えます。指に痛みがある人はこれらをやめなければなりません。それが指の痛みを改善する第一条件です。食べ物が原因の指の痛みはこれらを改善すればいい方向に向かいます。ただし、月単位で改善していきますので一週間コーヒーを飲むのをやめたからといってもすぐには良くなりません。1か月、2か月3カ月4か月と続けて初めて改善し始めます。そのことは初めに知っておいてください。

2つ目はいわゆるストレスです。家族に病人がいるとか、などの大きな悩みがあっても腎臓にストレスをかけてしまします。夜寝る前におでこに5分間手を当てて寝ますとストレスは取れてきます。お試しください。

3つ目は体のゆがみです。ゆがみとは見た目のゆがみもありますが、前屈、後屈、左屈、右屈、左回旋、右回旋の動作をしてひとつでもやりにくい動作があればからだはゆがんでいます。これらの動きがすべてスムーズになれば体のゆがみは正され腎臓のストレスもとれるのです。自分で行うには均整体操がお勧めです。うまくできない方、なかなか改善しない方は、お近くの均整院で施術を受けてみてください。

上記のことを行えば体は正直ですので今よりは症状が改善する見込みがあります。あきらめずに行ってみてください。