Xファイル

先日NHKの医療番組をみていました。この番組は研修医が与えられた情報をもとに患者さんの病名を当てるといったものでした。小出しに患者さんの情報をだしそれに合致した病名を探ります。このときはアミロイドーシスという病名が答えでしたが、どうしてアミロイドーシスになるのかまでは追及していませんでした。また、この回が最終回だったみたいで、千葉大医学部の先生が原因のわからない患者さんが多くいるという話もされていました。原因のわからないものをXファイルというそうです。

われわれ均整師は日ごろ現代医学では原因のわからない患者さんも施術していますが時として改善へと導くことができます。行っていることは体のゆがみを正しているだけです。ホースのねじれを正すだけなのです。簡単な検査法は前後、左右、回旋動作をしてもらいやりにくい動作があれば体がゆがんでいるとみなします。これらの動作がすべてスムーズに行うことができれば一応整っているとみなします。(例外はありますが。)人はホメオスターシス(恒常性維持機能)がもともと備わっていますが、体がゆがむとその機能に異常をきたすようです。十分な自然治癒力が発揮できないのです。こういったことが医者の間でも研究されるときっとXファイルは減ってくるでしょう。

昨年から米国でナチュロパシックドクターたちに均整法の講習が数回開かれています。第一回目には私も講師として参加いたしました。そのときは基本である体型調整についての講義をしました。体の形が変われば臓器が整い病気の改善に役立つことを理解してもらいました。病院では患部を中心に治療しますが均整法では全体のゆがみを整えて症状を改善します。患部の痛みなどは体全体のゆがみのしわ寄せがたまたまその場所に出ているだけだと考えます。この考えにもドクターたちは理解を示してくれました。なによりも均整法がいいのはNO HARM(傷つけない)だということです。

現在米国ではボストン、ニューハンプシャーなどで、講習を受けたドクターたちのクリニックで均整法の施術が行われていい結果が出てきています。

日本でもこのような理解ある医者が出てくることを期待します。その時は喜んで協力させていただきます。