おはようございます。
東京都杉並区久我山駅前整体院、三起均整院の筒井です。
今日の健康情報は【東洋医学で見る】ヘバーデン結節の根本原因とは?〜腎の疲れと食生活の関係〜
指の第一関節に小さなコブのような膨らみが現れ、徐々に変形していく「ヘバーデン結節」。特に中高年の女性に多く見られ、整形外科では加齢や遺伝が原因とされることが一般的ですが、東洋医学ではこの症状を**「腎の弱り(腎虚)」**と関連づけて考えます。
■ ヘバーデン結節とは?
ヘバーデン結節は、指の第一関節(DIP関節)が変形し、痛みや腫れを伴うことがある慢性的な関節症です。変形性関節症の一種とされ、初期には違和感や軽い痛み、進行すると関節の変形が目立つようになります。
整形外科では、関節の老化や酷使、遺伝的要因が指摘されますが、「根本的な原因」は特定されにくく、対症療法が中心です。
■ 東洋医学では「腎の疲れ」が鍵
東洋医学では、ヘバーデン結節は「腎(じん)の虚(きょ)」、つまり腎のエネルギー不足や疲労と関連しています。
「腎」は、骨・関節・老化・ホルモンバランスを司る臓腑とされており、年齢とともに腎の機能が衰えることで関節の不調が出やすくなるのです。
腎が弱ってくると、
* 骨や関節がもろくなる
* ホルモンバランスが乱れる
* 身体の水分代謝が悪くなる�といった影響が出て、結果としてヘバーデン結節のような症状につながると考えられています。
■ 腎を疲れさせる原因とは?
腎の働きを低下させる要因として、東洋医学では以下の3つに注目します:
1. 食べ物の影響
現代の食生活は、腎に負担をかけるものが多く含まれています。特に注意が必要な食品は以下の通り:
* アルコール(特に過剰摂取)
* コーヒー、紅茶(カフェイン)
* 甘い物(砂糖や人工甘味料)
* 果物(果糖の摂り過ぎ)
* 小麦製品(パンやパスタ)
* 乳製品(チーズ、牛乳など)
* 超加工食品(インスタント食品、スナック菓子など)
* 薬(長期的な服用による影響)
これらは身体を冷やしたり、腎に余分な負担をかける性質を持っているとされます。
2. ストレス
慢性的なストレスは、腎を消耗させます。特に「過労」「睡眠不足」「精神的なプレッシャー」は腎のエネルギーを削る要因となり、回復力や再生力が低下していきます。
3. 体の歪み
姿勢の悪さや骨盤の歪みなど、身体のバランスが崩れていると、血流や気の巡りが悪くなり、関節への負担が増大します。これも腎を疲弊させる間接的な原因になります。
■ 対策:腎をいたわる生活へ
ヘバーデン結節を東洋医学的に改善・予防するには、まず「腎を養う」ことが大切です。そのための基本的な習慣をご紹介します。
● 食生活の見直し
* 加工食品を控え、自然な食材を使った和食中心の食事に
* 砂糖や小麦、乳製品を控える
* 根菜、黒豆、黒ゴマ、海藻類など、腎を補う食材を摂る
● ストレスケア
* 十分な睡眠を確保する
* 軽い運動や深呼吸、瞑想などでリラックスする時間を持つ
● 体のバランスを整える
* 整体や鍼灸で姿勢や気の流れを調整する
* 日常の姿勢や歩き方を意識する
■ 最後に
ヘバーデン結節は単なる「年齢のせい」ではありません。日々の食事や生活習慣、心のあり方が密接に関係しているのです。
東洋医学の視点から、自分の体と丁寧に向き合い、腎をいたわる暮らしを意識してみてはいかがでしょうか?自然治癒力を高めることで、関節の不調も少しずつ改善へと向かうはずです。
今日も筒井式歪み取り体操を流しますので、皆さんやってほしいと思います。
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