指の痛みの原因は指以外にあることもあります。
先日、親指が動かない60歳代女性が来院されました。
痛みもあり、何度かこのような状態になったそうで、そのたびに整形外科に行きホルモン注射をしていたそうです。
その注射は3回しか受けることができなく、もうすでに2回受けているとのことで、最後の一回は残しておきたいとのことで、インターネットで検索して当院に来院されました。
カウンセリング、触診で原因が指ではないことがわかる
いつものようにカウンセリング。
その中では甘いものが大好きということで、まずそれをやめて水を飲むことを行うように指示。
問題の親指をみますと見た目は腫れておらず、指自体緊張もしていませんでした。
こういった状態の場合は、指自身に問題があるのではなく他の場所からの筋膜緊張が原因の場合が多いですので
体全体の歪みを見ることが大切になります。
案の定体が完全にねじれていました。
週二回マシーン運動をやっているにもかかわらず体はねじれていました。
同じ動作を行い続けると体は歪んでしまいます。
運動を継続的に続けていても、体の調子が悪い人は、同じ動作を続けているために体は歪んでしまうのです。
マシーンとレーニングは毎回同じ角度で行うことが多いので、初めは調子がよくなりますが続けていると一定の筋膜に緊張が起こり体の歪みを誘発してしまいます。
それを解消するにはいつもしない動作を行わなければなりません。均整体操は普段行わない動作をまとめたものですので一度やってみてください。
体全体の歪みを正し末端の調整をしましたら親指は動くようになりました。
体の歪みがひどかったので通ってもらうことにしました。
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