均整院・均整術について
均整院は体のゆがみを正す専門治療院です。
初回に体のゆがみをチェックし、『何故体がゆがんでいるのか?』『何故病気は起こるのか?』等をお話して納得してもらってから施術いたしております。体の観察、検査もせずに、いきなり施術をしても気持ちいいだけで終わり、根本的な体のゆがみは治りません。体のゆがみを正しますとさまざまな症状が短期間に改善いたします。
ゆがみとは均整術の場合、見た目のゆがみ(立位静的姿勢でのゆがみ)と前後、左右、回旋動作をする(立位動的姿勢)見方があります。
すなわち前者は肩の高さ、目の高さ、耳の高さ、肩甲骨の高さ、骨盤の高さなどに左右差があるかないかを調べます。
後者は前後、左右、回旋動作をしてもらいやりにくい動作がないかを調べます。
見た目は姿勢がいいように見えてもやりにくい動作があれば体はゆがんでいることになるのです。
前者、後者が両方整いますとゆがみがない姿勢となります(中庸体)。
そうなりますと自然治癒力が最大限に働き始め、様々なそして、複数の症状が一度に改善し始めます。それが均整術(均整法)なのです。
ホースを想像してください。
まっすぐですと勢い良く水が出ますが曲がったりねじれたりすると水の出が悪くなります。人の体も曲がったりねじれたりすると血液、リンパの流れが悪くなります。
これが解消されると正常な血液、リンパの流れが取り戻され、自然治癒力(ホメオスターシス)が最大限に働きからだの様々な症状が解消されるのです。
人には体型によって傾斜圧(重心の掛かる場所)が何箇所かあります。
昔は体を動かすことが必要でしたので傾斜圧があってもその場所は硬くなりませんでした。
ところが今の時代は体の動かし方が決まっているために傾斜圧がかかっているところが硬くなり異常傾斜圧となります、それが原因で体をゆがめていることがわかりました。
体が歪むと血液リンパの流れが悪くなり様々な病気となるわけです。
ですから当院では症状による施術は致しません。
どんな症状の方が来られても同じことをいたします。
そうすることが最も早く改善する方法だからです。
具体的にどういう施術をするのかといいますと例えば前に重心が来ている人(F1)は傾斜圧がつま先、膝周辺、ソケイ部、みぞおち、大胸筋部、前頭部、頸椎4番、胸椎5番、腰椎1番、仙椎4番に来ています。
この人が肩が痛くなった場合はどうするのかといいますと普通病院では肩周辺が固くなっていますので肩周辺だけを診ます。
ところが均整術では先ほどの傾斜圧のかかった部分をほどくようなことをします。
施術法は様々です。
そうしますと体全体のゆがみが取れ肩を施術しなくても肩周辺は柔らかくなり痛みが止まるのです。
腰痛の場合でも同じです。患部以外の傾斜圧のかかった場所を施術しますとゆがみがとれ患部の筋肉が柔らかくなり血流がよくなり症状が改善するのです。
水も大切です。一日1500ccから2000cc水を飲んでください。
筋膜間の栄養の流れをスムーズにするのに必要です。
後は栄養素、ミネラル、ビタミンの過不足を補給(専用サプリメントを紹介します。)すれば早い回復が期待できます。コーヒー、甘いもの(果物含む)アルコール、たばこはお控えください。
難病、慢性病、交通事故後遺症の方など一度この施術を受けてみてください。私も難病(紫斑病からの慢性腎炎)で長年苦しんだ経験がありますが体のゆがみを整える第三の医学といわれるこの施術を受けてみてください。
きっと世界が変わると思います。
また、均整術は病気予防、健康維持にも最適な療法です。
人は病気になる前は必ず体が歪んでいます。日ごろから体のゆがみを正しておきますと病気になりにくい体を作ることができます。どうぞ健康と思われる方でも定期的に(月1回~2回程度)施術を受けに来られることをお勧めいたします。ホースのねじれを正しホースの中の掃除を行います。
均整術は体全体を見る手技療法です。
均整術(姿勢保健均整術)は症状を見るのではなく、体全体を見る手技療法ですのであらゆる症状の方を施術することができます。
腰痛、肩こりだけではなく内臓病などもその範疇です。自分の疾患が適応するかどうか不安な方はご相談下さい。
均整師の別名ボディーデザイナーです。
均整師(姿勢保健均整師)は別名ボディーデザイナーと呼ばれており体の形を変えることができます。
小顔、O脚矯正、体各部の引き締め、眼瞼下垂なども短期間に行うことができます。美容整体のご相談もお受けしております。小顔、O脚矯正は多くの方が受けに来られています。
均整法が米国のドクターに認められ今後研究発表されます。
2014年にND(ナチュロパシックドクター)とハリ師のCEU(免許更新科目)に均整法(Kinsei Manual Therapy,米国用に改良したもノ)が入り4月にセミナーを開いてきました。このことは米国の医学雑誌NDNRに発表されました。NDとはわかりやすく言いますと家庭医(FAMILY PRCATICE)、そしてプライマリーヘルスケアでありながら、ビタミン療法、ハーブ療法、ハリ、手技などを行い、体全体を見ることによってより自然に病気を治癒へと道びく医師のことです。
家庭医(FAMILY PRCATICE)ですのでもちろん薬も使えます。日本では代替医療は低く見られがちですが米国では政府が認めており、当たり前のように行われております。
がんの治療でもビタミン療法は当たり前で高濃度ビタミン注射を現役の医師が受けに来られています。
均整術の適応範囲
均整術(均整法、整体)の適応範囲は広く、外科手術を伴うもの意外はほとんど取り扱うことができます。
普通、整体といいますと肩こり、腰痛、首の痛み、などの運動器系疾患にいいというイメージがありますが、実際には体のゆがみを調整いたしますので内蔵がリラックスします。その結果生理痛、肝臓病、心臓病、私が治った腎臓病などの内臓病にも効果が見られます。目の疾患、ヘバーデン結節の方も多く来られます。
病名にはこだわらず体のゆがみを正す
例えば、腰痛で来院された二人の患者さんがいたとします。
一人は前の日に良く歩いて次の日腰が痛くなりました。
もう一人は前の日岩登りをして、手を良く使って次の日腰が痛くなりました。
この二人はたして同じ施術方でよくなると思いますか?
前者は足の緊張から腰痛になりましたから足からのアプローチで、
後者は手の緊張から腰痛になりましたので手からのアプローチでよくなるのです。
前者、後者とも他の部分の不具合、膝痛、腰、首痛、生理痛、内臓病になったとしても、前者は足からのアプローチ、後者は手からのアプローチをすれば症状は改善されるのであります。
なぜならそうすることにより体のゆがみが整うからであります。見た目はゆがんでいないように見えても前屈後屈、左右屈、廻旋動作をすればやりにくい動作があります。
これらの動作がスムーズにできるように調整すれば中庸体となり内蔵、筋肉がリラックスし、さまざまな症状が改善されるのであります。
ここに体型調整のすばらしさがあるのです。
病院などでは腰痛は腰椎の詰まりと考えて牽引、痛み止めなどの治療を行いますが、その腰椎の詰まりの原因を追究しておりません。
均整術では体の使い方からくる体のゆがみを 追求いたしますので早く改善へと導くのであります。
姿勢を12種類のタイプに分け調整します。
均整術(姿勢保健均整術)では平衡性、可動性、強弱性のバランスがとれ、お互いにつり合うことを目標とし、またつり合うことを均整といいます。
人の身体を十二種類に分類し、その体型によりどこに重心がくるのかがわかり、それぞれの体型にあわせた調整を行います。
F1<頭脳型>陽性
前に重心がかかり、前側に抑制的に働いて後側の方が活発で興奮性が高い。
何事にも頭を使うことが先にくる。
理屈に合わないと行動しない。
すべての病気は頭を鎮静させると治りやすい。
F2<頭脳型>陰性
後に重心がかかり、後側が抑制的に働いて前側が興奮的に働く。
上胸部に力が集中して硬くなっている。
頭を受身に使い、周囲に対して積極性に欠ける。
臆病で脳が疲れやすい。
F3<消化器型>陽性
左側に重心がかかり、左側が抑制的に働く。
右側が興奮的に働く(F4はその逆)右側の消化器系(肝臓)の働きがよく、消化吸収力が強い。
喜怒哀楽が食べ物に直結する。
味よりも量を選ぶ。
F4<消化器型>陰性
右側に重心がかかり、右側が抑制的に働く。
右側が抑制されているために肝臓の働きが鈍く、満腹感があって食べられない。
心身のストレスが食欲不振に直結する。
量よりも味を選ぶ。
固執性が強く転換性がない。
金銭より名誉を重んじる。
F5<泌尿器型>陽性
上半身を右へ捻っている、身体の重心は右足の踵と左足の母指を支点にして支えている。
右上半身と左下半身が抑制的。左上半身と右下半身が興奮的に働く。
興奮すると尿意が近くなる。
強情で方向転換ができない。
F6<泌尿器型>陰性
左上半身と右下半身の運動系が抑制的で、右上半身と左下半身が興奮的に働く。
緊張すると尿意が止まったり便秘になったりする。
陰性的で見栄っ張り、決断力に乏しい。
F7<呼吸器型>陽性
上半身の運動系が抑制的に、下半身が興奮的に働く、スポーツマンタイプ。
肋骨の形に特徴がある。
気ぜわしくエネルギッシュで疲れに鈍感である。
短気で喧嘩早く、手出しが早い。
感情が呼吸器に直結。
F8<呼吸器型>陰性
下半身の運動系が抑制的に、上半身の運動系が興奮的。
下半身の血液循環が悪いので冷え症が多い。
風邪をひきやすい。
偏食の傾向がある。
強情の反面、気が弱い。
F9<生殖器型>陽性
臀部の運動系が抑制的。腹部が興奮的に働く。関節の開閉に特色があり一切のものを生殖器に結びつける。
働き者で疲れを知らない。
男女とも精力絶倫。
女は安産・多産・長命型。
骨盤の形に特色がある。
F10<生殖器型>陰性
腹部の運動系が抑制的に、臀部の運動系が興奮的に働くでお尻を左右に振って歩く。
愛嬌がよく世話好き。
勘定高く、仕事覚えは早いがすることは雑である。
F11<循環器型>陽性
全運動系が抑制的に働く作用が強い。
骨格筋に可動性を欠き、年齢より老けてみえる。
F11・F12とも血液の循環が悪いので生命力が低下している。
体力が無いので動作が鈍い。
筋肉の質に特色がある。
F12<循環器型>陰性
全運動系が興奮的に働く作用が強い。
体が柔らかすぎて異常に働きすぎる。
体をくねらせて重心を調整する、
動作がスロー。
自立心に乏しく意志薄弱。
軽い病気でも頓死する傾向がある。
自宅での検査法
均整術は上記のように12種類の体型(フォーム)に分類して施術してまいります。自分がどの体型か鏡をみて観察してみてください。
F1は前に重心がきている人
F2は後ろに重心がきている人
F3は左肩が下がり左に重心がきている人
F4は右肩が下がり右に重心がきている人
F5は右にねじれている人
F6は左にねじれている人
F7は水泳選手のように肋骨が発達している人
F8は柔道選手、ボクサーのような体型の人
F9は骨盤が締まった体型の人
F10は骨盤が開いた体型の人
F11は筋肉が硬い人
F12は筋肉が柔らかい人。
次に動作分析、前屈、後屈、左屈、右屈、左廻旋、右廻旋をしてみてください。
やりにくい動作があればチェックしておいてください。
これらの動作がすべてスムーズにできれば健康度は高いです。
また逆にやりにくい動作があれば見た目はゆがんでいなくても健康度は低いということになります。
さてここで簡単な修正体操をお教えいたします。
この体操はやりにくかった動作ができるようになる夢の体操であり、また私の治療院での腰痛体操でもあります(私のオリジナル体操です。)。
まず、足を肩幅に開いてつま先を逆ハの字型にして立ちます。
首の後ろで手を組み体を捻って下までゆっくりしゃがみます。
踵は上がってもかまいません。
左右3回づつ行います。次に足を閉じて一歩前に出し首の後ろで手を組み下までゆっくりしゃがんでください。
左右3回づつ行います。
最後に肩幅に足を開いて立ち体を捻って前に倒しゆっくり起こしてください。
そのとき首は最後に起こしてください。
3回行い最後に斜め後ろに体をそらしてください。
左右行います。(これらの体操は膝の悪い方、ご高齢の方は行わないでください。)
もう一度動作分析をしてみてください。
体が柔らかくなったのがわかると思います。
各疾患予防、改善体操などはコラムで書いていきますのでそちらで見てください。
また、ご意見、ご要望があればメールでお知らせください。